多くの被害が出た山口県萩市

  28日の大雨で川が氾濫し、多くの被害が出た山口県萩市では、地元の高校生たちが「LINE」と呼ばれるインターネット上のサービスを使って避難を呼びかけるなどして、地域の人たちの避難に役立てていたことが分かりました。

  山口県萩市須佐に住む高校1年生の中村悠里さん(15)は、28日午前10時半ごろ、LINEを使った友人とのやり取りで、自宅の前を流れる須佐川が氾濫しそうなことを知りました。

  悠里さんは、母親の里香さん(43)にすぐにその情報を伝え、2人で一緒に自宅から高台にある中学校に車で避難しました。

  また、悠里さんの友人からは、LINEを使って道路の通行止めなどの情報も寄せられました。

  このLINE上での情報交換は2人の友人や知人に広がり、多くの人がいち早く災害情報を知ることができたということです。