東京・北区の川の護岸工事現場で見つかった不発弾

  ことし7月、東京・北区の川の護岸工事現場で見つかった不発弾について、北区は、11月に周辺の住民およそ7000人を避難させるなどしたうえで、その場で起爆装置を取り外す作業を行うことになりました。

  ことし7月、東京・北区を流れる新河岸川の護岸の改修工事現場で、第二次世界大戦中にアメリカ軍が投下したとみられる重さ1トンほどの不発弾が見つかり、北区が自衛隊などと処理方法を検討してきました。

  その結果、11月17日の午前11時から現場で信管と呼ばれる起爆装置を取り外す作業を行うことになりました。

  これに伴って北区では、半径およそ500メートルの範囲を警戒区域にして、作業の時間帯に住民およそ7000人を避難させることを決めました。

  このエリアには、JRの京浜東北線、湘南新宿ライン、宇都宮線、高崎線が走っていて、JR東日本では警戒区域を中心に一部区間で運転を見合わせることにしています。

  このほか、環状八号線の一部など周辺の道路でも交通規制が行われる予定です。

  北区では25日から専用のコールセンターを設けて対応に当たるほか、警戒区域内の住民には事前に説明会を開くことにしています。

  コールセンターの番号は0120-770-346です。