今月6日の広島原爆の日に平和公園で行う平和記念式典

  今月6日の広島原爆の日に行われる平和記念式典に、アメリカ政府を代表してルース駐日大使が、去年に続いて出席することになりました。

  広島市は、今月6日の広島原爆の日に平和公園で行う平和記念式典への出席を各国に呼びかけています。

  こうしたなか、関係者によりますと、アメリカ政府を代表してルース駐日大使が、去年に続いて出席することになったということです。

  ルース大使は、アメリカ政府の代表として初めて出席した平成22年以降、2回、平和記念式典に出席していて、今回で3回目になります。

  オバマ大統領は、ことし6月、訪問先のドイツのベルリンでアメリカとロシアの間で削減を進めている戦略核兵器の一段の削減を目指す方針を打ち出していて、ルース大使の出席は、「核兵器のない世界」に取り組む姿勢を印象づけるねらいがあるものとみられます。

  アメリカの駐日大使を巡っては、ケネディ元大統領の長女、キャロライン・ケネディ氏が新たに起用されることが決まっていて、ルース大使の式典への出席は今回が最後となります。

  ことしの式典には、ルース大使のほか、国連のイェレミッチ国連総会議長やイギリスやフランスなど合わせて71カ国の代表が出席することになっ