北海道南部のJR函館線で貨物列車が脱線した事故

  今月17日、北海道南部のJR函館線で貨物列車が脱線した事故で、現場では復旧作業が進んでいて、JR北海道は早ければ20日にも運転を再開したいとしています。

  この事故は17日、北海道南部の八雲町のJR函館線で、21両編成の貨物列車が脱線したもので、断続的に降り続いていた雨がやんだことから、19日午前10時半すぎに脱線した機関車の移動が完了しました。

  JR北海道ではこのあと線路の補修や点検作業を続けることにしています。

  また同じJR函館線の森町で、18日、線路に土砂が流れ込み、臨時列車が立往生した場所では、すでに列車が現場を離れ、線路の点検などが行われています。

  この影響でJR函館線は八雲駅と七飯駅の間の区間が依然として不通となっていて、JR北海道は札幌と函館を結ぶため、札幌駅と八雲駅の間で臨時列車を走らせるとともに、八雲駅と函館駅の間はバスで代行輸送を行っています。

  JR北海道は復旧作業が順調に進めば、20日にも全線で運転を再開したいとしています。