東京・築地の国立がん研究センター中央病院

  東京・築地の国立がん研究センター中央病院で入院患者13人がセレウス菌という細菌に感染し、このうち2人が死亡しました。

  東京・築地の国立がん研究センター中央病院によりますと、6月中旬ごろから複数の入院患者が、発熱などの症状を訴え、血液中からセレウス菌が検出されました。

  菌が検出された患者は合わせて13人に上り、このうち2人がその後、死亡したということです。

  セレウス菌は、土の中など身の回りに広く存在する細菌で通常は、汚染された食品を食べることによって感染し、食中毒を起こす細菌として知られています。

  病院では、院内感染の疑いもあるとみて、感染経路や死亡との因果関係などを詳しく調べています。