屋台で食べ物を売っていた72歳の男性が死亡

  12日午後、東京・羽村市にあるプールを備えた公園の屋台に車が突っ込んで、5人を次々にはねました。

  この事故で、屋台で食べ物を売っていた72歳の男性が死亡したほか、プールに遊びに来ていた2歳の男の子など4人がけがをしたということで、警視庁で詳しい状況を調べています。

  12日午後2時45分ごろ、東京・羽村市羽中にある水上公園の敷地内にある屋台に、乗用車1台が突っ込み、周辺に居た人を次々にはねました。

  警視庁によりますと、この事故で、屋台でソーセージや焼きとうもろこしを売っていた東京・瑞穂町の巻口傳三郎さん(72)が、全身を強く打って意識不明の状態で病院に運ばれましたが、およそ4時間半後に死亡しました。

  また、公園にあるプールに家族で来ていた2歳の男の子と38歳の父親、それに36歳の母親の合わせて3人が、足の骨を折る大けがをしたほか、別の5歳の男の子も頭に軽いけがをしました。

  この公園は2階部分がプールになっていて、乗用車は、公園の周辺の道路から誘導員の制止を振り切って公園内に入り込み、1階にあった屋台などに突っ込んだということです。

  車を運転していたのは近くに住む79歳の男性で、公園に入り込んだ状況について、「よく覚えていない」と話しているということで、警視庁などが詳しい状況を調べています。